世界有数のダイビングスポット:謎の多いベリーズの「グレートブルーホール」(Great Blue Hole)
中央アメリカのメキシコに面したベリーズという国
ベリーズは、メキシコの隣国でユカタン半島に位置します。昔はマヤ文明が栄えていた領域でしたが、17世紀以降にイギリスによる植民地化が始まりました。
現在ベリーズの国王は、イギリス女王エリザベス2世です。そのため、ベリーズ国民は英語を話します。しかし、イギリス人が話すような英語ではなくアクセントの混じった英語で、時には単語さえ異なることがあります。
また、ベリーズは自然が非常に豊かです。国の大半が熱帯雨林ですがカリブ海沿いは、世界第2のサンゴ礁があるため、ダイバーにも人気のカリブ海リゾート、またはダイビングスポットとして知られています。
カリブ海、ベリーズ沖の巨大な陥没穴「グレートブルーホール」
カリブ海のベリーズ沖には、グレートブルーホールと呼ばれる謎の多い巨大な陥没穴があります。グレートブルーホールの特徴は:
- 全長約300メートル
- 深さ約125メートル
- べリーズからは約64キロの地点にある
- 1971年に発見されたが、未だに謎が多い
- ユネスコの世界遺産に指定されている
写真で見ても、ブルーホール内の海水はまわりの色よりもさらに濃く、引き込まれそうな神秘的な色をしています。そして、どうしてそこには125メートルもの深さの穴があるのでしょうか?
海底調査チームはグレートブルーホールのさらなる情報を得られるのか?
2018年12月2日に、オーシャンユナイトという海洋保護団体から、研究者や専門家が参加し、ブルーホール海底探査プロジェクトが開始されました。
調査は約2週間続きます。データの収集後は等身大のブルーホールのモデルを作る計画があるようです。
世界第2のサンゴ礁があり、世界中からダイバーを魅了しているこの場所、謎が多いからこそ魅かれますが、今回の調査によって今まで解明していなかった様々なことがわかるといいですね。
参考: