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辛い食べ物好き必見★メキシコの旨辛チリ(ホットペッパー) 4つ

メキシコで食べられるチリは生と乾燥と2種類

メキシコには、約50種類ほどのチリがあります。メキシコの台所ではチリは欠かせない食材で、メキシコ人は料理によって生のチリと乾燥チリを使いわけます。

 

普通、乾燥チリは風味を出すために煮込み料理などで使われて、生のチリはサルサやサンドイッチ、炒め物によく使われます。

 

メキシコの数あるチリの中でも、今回はメキシコの代表的なチリを4つ辛さの度合いも含めてご紹介します。

 

 ハバネロ(Habanero)辛さ★★★★☆

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ハバネロはチリの中でもとても小さいチリで、大きさが直径2センチ〜5センチほどしかありません。色はオレンジ・黄・緑・赤と、とてもバラエティーがあります。

 

ハバネロはメキシコ、ユカタン半島で最も多く生産されています。ユカタン地方の料理には非常に多く使われるチリです。

 

辛さの度合いは4。かなり真剣に辛いチリです。辛いもの好きも、日本の唐辛子や韓国の唐辛子の辛さになれていたら、ハバネロは強烈!かもしれません。辛さの感じ方が日本の唐辛子とは異なって、口から火がでるくらいホットなチリです。

 

メキシコ人は、ハバネロを生で食べます。細かく刻んでサルサを作るのが一番多い食べ方でしょう。スーパーには、液体状のハバネロソースも売っています。メキシコ人はタコスやブブリトーなどの料理に上に、ハバネロソースをかけて食べます。

 

ハラペーニョ (Jarapeño) 辛さ★★☆☆☆

ハラペーニョは多少辛いものの、メキシコ人にとってはマイルドなチリで辛さも2と低めです。一つ一つのハラペーニョによって、辛いものと辛くないものがあるので、食べてみないとわかならいチリでもあります。

 

メキシコのスーパーでは野菜売り場に売られています。マイルドなチリなので炒めものから揚げ物まで、色々な料理に使われます。ハラペーニョのピックルも人気で、メキシコ人はサンドイッチにスライスして入れたり、ナチョスにのせたりして食べます。

 

↓こちらメキシコでお馴染みのコステーニャのハラペーニョ。細かく刻んでバゲットにいれて食べると美味しいですよ。

 

ポブラノ(Poblano)辛さ★☆☆☆☆

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チレ・ポブラノは普通はあまり辛さは感じません。香りのよいペッパーでローストして、チリの肉詰めやチーズ詰めでよく食べられます。ローストして下ごしらえするため、料理の手間暇がかかるチリとして知られています。大き目のチリで普通は直径10センチ〜15センチくらいあります。

 

9月のメキシコ独立記念日に国民がこぞって食べるのが、ポブラノ料理チレス・エン・ノガダ(Chiles en Nogada)です。ポブラノの緑とナッツクリームの白、そしてザクロの実の赤がメキシコ国旗の3色と同じだからですね。

 

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チレス・エン・ノガダ

 

メキシコ料理で使うチリの中でも、唯一と言っていいほど辛くないチリ。しかし、時には辛いポブラノにあたってしまうことがあるので、辛い食べ物が苦手な人は気を付けてくださいね。

 

チポトレ(Chipotle)辛さ★★☆☆☆

辛さの度合いが2とはいえ、ジリジリと辛さがくるチリがチポトレです。チポトレは、見た目も味も全く違うものの、実は燻製にしたハラペーニョです。ハラペーニョが熟して赤くなった時に作られます。

 

パウダーやピューレ状で使うことが多く、多少甘みのするチリです。チポトレのピューレとマヨネーズを混ぜてソースを作り、サンドイッチに塗ってもとても美味しいですよ。

 

ペッパーに、こんなに深い味があるとは 著者もメキシコに来るまで知りませんでした。ただ単に辛いだけでなく、ポブラノやチポチレは何とも言えない美味しい風味があるのでぜひ、食べてみてくださいね。