メキシコ料理に欠かせない3つの「C」とは何か?
メキシコ料理を作る時に、いつも必要になる材料がいくつかあります。これらが欠けてしまうと、美味しいメキシコ料理が作れないと言えるほど、味の重要なキーとなる材料たちです。
今回は、メキシコ料理に欠かせない3つの材料をご紹介します。
①Crema (サワークリーム)
サワークリームは、メキシコ料理によく使われる大切な味の決めてになる材料です。エンチラダス、タコス・ドラドス、チラキレス、サルブテスなどメキシコを代表する料理には、ほとんどサワークリームが使われます。
しかし、前回ご紹介したポテトとチリのクリーム炒めのように料理に使うというよりは、料理の上からかけて使う方が断然多いです。
メキシコ料理に欠かせないトマトソースや、緑のトマトソースともとても相性がよく、辛い料理がサワークリームによってマイルドになると、料理がより一層美味しくなります。
②Cilantro(コリアンダー)
コリアンダー(スペイン語でシラントロ)はメキシコだけでなく、アジア料理でもよく使われますね。タイ料理やベトナム料理と同じで、コリアンダーはメキシコでも、非常によく使う大切な食材です。
味を出すためにスープに入れることもありますが、大抵はピコ・デ・ガヨと呼ばれる料理の上にかけるトッピングとして使います。
ピコ・デ・ガヨはみじん切りした玉ねぎとトマト、コリアンダーがミックスされたサルサで、タコスの上にたっぷりかけて食べます。
またコリアンダーは、ワカモレや魚のマリネに入れても美味しいです。コリアンダーは好きな人と嫌いな人に分かれますが、私は大大好きです。何となく異国の香りがする、料理の味を左右する食材だと思っています。
③Comino(クミン)
クミンはエスニック料理には欠かせないスパイスで、メキシコ料理にもよく使います。クミンは料理にインパクトのあるとても強い香りをだしてくれますが、入れすぎると美味しくなくなってしまうスパイスです。
メキシコ人は、「外国人がメキシコ料理を作る時はクミンを入れればいいと思ってたっぷり入れすぎることが多く、料理がクミンの味だけになることが多い」とよく言います。
入れすぎると美味しくない、少なすぎると味の決め手が足りなくなる加減の難しいスパイスです。
今回ご紹介した3つの材料以外にも、「ライム」「トウモロコシの粉」「チリ」などメキシコ料理に欠かせない食材は沢山あります。今後もメキシコの「食」についてご紹介していきます!