メキシコで生野菜と果物を食べる時の大事な手順とは?
日本では、スーパーの野菜や果物はきれいに洗浄・パックにされているのが普通ですね。
しかし、メキシコでは野菜や果物は量り売りです。そのため、多くの人が手にしています。また、しっかり洗浄もされていないので、食べる前の手順は少し日本とは異なります。
リンゴや梨は食器洗剤を少しつけて洗ってから食べる
リンゴや梨などはメキシコでは、皮をむかずに食べます。そのため、果物を普通に水洗いするだけだと十分にきれいではありません。
少しの食器洗剤をスポンジにつけてゴシゴシと皮を洗ってから、きれに洗剤を流してから食べるのが、普通です。
あまり気にしなくて洗剤をつけて洗わない人でも、水洗いをしたりタオルでしっかりふいてから食べます。
イチゴやぶどうなどの果物と生野菜は消毒をしてから食べる
イチゴやブドウなどは消毒液を使ってきれいにしてから食べます。消毒液は1リットルの水に対し、10滴入れて使います。
イチゴやブドウなどの果物、またはレタスなどの生野菜を消毒液を入れた水に15分ほどつけれます。そして、水をしっかりきって食べれば安心です。
スーパーやマーケットで買う野菜や果物は清潔と思わないほうがいい!
旅行中にメキシコで美味しそうな果物を見ると、ついついガブッとしたくなりますが、念には念を、しっかりと洗ってから食べた方が絶対に安全ですよ。
メキシコに留学や移住を考えている方は、野菜、果物は必ずしっかりと洗剤をつけて洗ってから食べるか、消毒してから食べてくだいね!
メキシコのスーパ―は楽しいけれどちょっと日本とは勝手が違う?!
海外に住んでいると、日本のサービスの良さを改めて実感するものです。お客様を待たせてはいけないという日本のサービス精神は凄いです。
今回は、メキシコのスーパーについてお話します。メキシコのスーパーは日本とは勝手が違うことが多く改善点なども多々あるからです。
メキシコに展開する4つの大手スーパー
メキシコには全国展開する大手のスーパーは4つあります。それらは:
・CHEDURAUI
・Walmart
・soriana
・MEGA(Comercial Mexicana )
Walmartはご存知の人もいると思いますが、アメリカの大手チェーンです。メキシコにもずっと昔からある、国民に親しまれているスーパーです。
これらの大型スーパーは電化製品から家具、薬局まで何でもそろっています。それぞれに値段の差はありますが、どのスーパーにも言える共通点の方が多いので見て行きましょう。
ス―パ―入り口には警備員がいる
メキシコの大手スーパー入り口には必ず警備員がいます。飲み物を持ってスーパーに入りたい時は、警備員に日付の入ったシールを貼ってもらうのが決まりです。
また、普通他店の買い物バックなどを持っては入ることができず、スーパー入り口横にある荷物置き場カウンターに、荷物を預けないといけません。
これは、口の開いたバックに品物を入れられることを防ぐためです。洋服店などでも荷物置き場カウンターがある場合があるので、注意が必要です。
レジ数が必要以上にありキャッシャーが少ない
大手スーパーのレジは、普通20台くらいずらりと並んでいます。しかし、数多くあるレジにキャッシャーがいるのは、そのうちのたったの7台くらいです。
特にWalmartはレジのサービスがとても悪く、忙しい時間帯なのに数台しか開いていない時もあり、一度30分もレジで待たされたことがあります!
どのスーパーもコスト削減で従業員が十分にいないので、サービスに影響しているのです。
メキシコで、レジに並んで待たされるのは毎回のことなので、もう慣れてしまいましたが、時々日本の「待たせたら申し訳ない」精神がとても懐かしくなります。
コンベアベルトの終点にはバック係の人がいる
メキシコのスーパーで、レジに行くとキャッシャーの前にコンベアベルトがあります。購入したい商品は、自分でそのベルトに乗せて買い物します。
ベルトの終点には、高校生のアルバイトの子やら年配の人がいて、品物を買い物袋にいれてくれます。
キャッシャーに支払いをしたら、バック係にチップを渡して買い物終了です。チップは普通10ペソくらいでいいでしょう。買い物の量が多ければ、その分チップも多めに渡すのがマナーです。
このように、メキシコのスーパーでは待たされることが多いので、イライラすることもよくあります。また、商品の値段もきちんとレジでチャックしていないと、値札とは違う値段をうたれる場合があるので要注意!
もちろん、日本のサービスが完璧ではありません。しかし、日本に少しでも見習ってほしいなと思うところは 見えてきてしまうものです。
カンクンでアルコールが購入できる時間帯が2月10日付けで変わった
ホリデーに行ったら、当然楽しい気分になるので、ちょっとはお酒を飲みたくなることもありますね!
特に、それがビーチリゾートならリラックスした雰囲気の中で冷たいビールなんか最高ではないでしょうか?
カンクンでは夜11時以降にアルコール販売禁止に
メキシコでは、よく法律が変わります。州で定められた法律は特によく変わることが多く、アルコール販売もその一つです。
2月10日からカンクンでは、曜日に関わらず夜11時以降はアルコールの販売が禁止されることになりました。そのため、スーパー・コンビニなので夜11時以降はお酒を購入することはできません。
滞在中のホテルやバー・クラブでも同じですが、通常これらの場所は、特別な販売許可を取得しています。そのため、夜中の3時まではアルコールを飲むことができます。お酒好きな方も、ご心配の必要はありません!
以前はもっと厳しかったアルコールに関する法律
以前はもっと厳しく、週末の5時以降はアルコールの販売が禁止されていました。その理由は、週末になるとビールを飲みまくる人が多く、酔っ払いが増えるからです。
カンクンを含むリビエラ・マヤは観光業で成り立っているため、観光客への影響も考えて厳しくしているのでしょう。
また、現在は定かではないものの以前は路上でアルコールを飲むことも禁止されていました。路上、つまり家の前の路上でもアルコールを飲んでいたら違反したことになります。
そのため、時々紙バックの中にビールなどを隠して歩き飲みをしている人がいます。そこまでして外で飲みたいのですね!
カンクンに旅行の際は夜11時までにアルコールを購入しておこう
バーやクラブに行かずに、宿泊先で仲間と飲みたいという方は夜の11時までにはアルコールを購入するようにしましょう。
ビール、テキーラ、ヴォッカなどある程度のお酒ならセブンイレブンンやOXOXなどのコンビニで販売していますよ。
こちらはまた暑さが戻ってきました。今日は午後にエアコンをずっとつけていたくらい暑いです。
記事を毎回読んでくださる方、どうもありがとうございます!!日本の皆さま、どうぞ風邪などひかないように、寒さに負けずにお過ごしください★
メキシコ料理に欠かせない3つの「C」とは何か?
メキシコ料理を作る時に、いつも必要になる材料がいくつかあります。これらが欠けてしまうと、美味しいメキシコ料理が作れないと言えるほど、味の重要なキーとなる材料たちです。
今回は、メキシコ料理に欠かせない3つの材料をご紹介します。
①Crema (サワークリーム)
サワークリームは、メキシコ料理によく使われる大切な味の決めてになる材料です。エンチラダス、タコス・ドラドス、チラキレス、サルブテスなどメキシコを代表する料理には、ほとんどサワークリームが使われます。
しかし、前回ご紹介したポテトとチリのクリーム炒めのように料理に使うというよりは、料理の上からかけて使う方が断然多いです。
メキシコ料理に欠かせないトマトソースや、緑のトマトソースともとても相性がよく、辛い料理がサワークリームによってマイルドになると、料理がより一層美味しくなります。
②Cilantro(コリアンダー)
コリアンダー(スペイン語でシラントロ)はメキシコだけでなく、アジア料理でもよく使われますね。タイ料理やベトナム料理と同じで、コリアンダーはメキシコでも、非常によく使う大切な食材です。
味を出すためにスープに入れることもありますが、大抵はピコ・デ・ガヨと呼ばれる料理の上にかけるトッピングとして使います。
ピコ・デ・ガヨはみじん切りした玉ねぎとトマト、コリアンダーがミックスされたサルサで、タコスの上にたっぷりかけて食べます。
またコリアンダーは、ワカモレや魚のマリネに入れても美味しいです。コリアンダーは好きな人と嫌いな人に分かれますが、私は大大好きです。何となく異国の香りがする、料理の味を左右する食材だと思っています。
③Comino(クミン)
クミンはエスニック料理には欠かせないスパイスで、メキシコ料理にもよく使います。クミンは料理にインパクトのあるとても強い香りをだしてくれますが、入れすぎると美味しくなくなってしまうスパイスです。
メキシコ人は、「外国人がメキシコ料理を作る時はクミンを入れればいいと思ってたっぷり入れすぎることが多く、料理がクミンの味だけになることが多い」とよく言います。
入れすぎると美味しくない、少なすぎると味の決め手が足りなくなる加減の難しいスパイスです。
今回ご紹介した3つの材料以外にも、「ライム」「トウモロコシの粉」「チリ」などメキシコ料理に欠かせない食材は沢山あります。今後もメキシコの「食」についてご紹介していきます!
メキシコ料理レシピ:チレ・ポブラノとポテトのサワークリーム炒め
チレ・ポブラノはあまり辛くないホットペッパーです。しかし、食べてみないと辛さがわかんないペッパーでもあります。
それぞれのペッパーによって辛さが異なるため、辛い食べ物が苦手な人は、試しに一口食べてみて辛くないかを確認してから食べる、ちょっとドキドキしながら食べるペッパーです。
今回は、このチレ・ポブラノを使った美味しいレシピをご紹介します。
チレ・ポブラノとポテトのサワークリーム炒め
用意する材料(2人分)
- チレ・ポブラノ×2
- じゃがいも ×2
- サワークリーム 200グラム
- 塩
作り方
- チレ・ポブラノを洗いヘタを切ってからローストする。
- ローストしたチレ・ポブラノはビニール袋の中にいれる。
- ビニール袋に入れたチレ・ポブラノがしっとりしたら焦げた部分をとってきれいにする。
- じゃがいもを一口大に切り、柔らかくなるまで油で炒める。
- チレ・ポブラノを細くスライスしてジャガイモと一緒に混ぜる。
- サワークリームを加えて混ぜる。
- 塩を加えて味加減を見て完成★
作り方・食べ方のポイント
- スライスした玉ねぎを一緒に炒めても甘みがでて美味しい。
- トルテイーヤの上にのせてタコスにして食べるのがメキシコ流。
とても風味のあるチレ・ポブラノ
チレ・ポブラノは独特なアロマを持っているペッパーで、ローストするとそのアロマがさらに強くなり、とても美味しい風味をだします。
どんな外国人でもこのペッパーに恋をしてしまう、と言っていいほど人を魅了するこのペッパー。
私の一番大好きなペッパーなので、ポブラノを使ったレシピを今後もご紹介していきます。
トウモロコシの粉を生地にした蒸し料理「タマレス」
メキシコにはトウモロコシの粉を使った料理が多くあります。今回は、その中でもマヤ文明時代から続くとても伝統的な料理をご紹介します。
蒸し料理タマレス(Tamales)はどんな料理?
タマレスは、トウモロコシの粉とラードを混ぜた生地で作ります。生地に具を入れてトウモロコシの包葉かバナナの葉に包んで2、3時間蒸してできます。
地方によって作り方や見た目が異なる料理で、厚みがあったり薄かったり、大きかったり小さかったりと色々なスタイルがあります。
タマレスを朝食に好んで食べる人もいますが、夕食で食べることもよくあります。誕生日会や祝日など、メキシコ人は人が集まる時によくこの料理を作ります。
甘いタマレスもあり!タマレスの種類はとても多い
具の種類がとても多いのがタマレスの特徴です。最も人気がある具は、トマトソースで煮た鶏肉、そしてチレ・ポブラノというペッパーとチーズです。
その他にも、緑のトマトソースで煮た鶏肉やモレソースと鶏肉なども人気です。
また、タマレスには甘いタマレスもあります。甘いタマレスはイチゴ味、・パイナップル味・甘いコーン味などがよくありますが、地方によってはナッツやドライフルーツ入りのタマレスもあるようです。
美味しいタマレスの見分け方
タマレスにはしっとり系とドライ系があります。ドライ系のタマレスはやたらに大きくて具が少ないタマレス。
しっとり系のタマレスの多くはバナナの葉を使ったタマレスで、タマレスは薄く具も沢山入っていて柔らかくしっとりしています。
また、やたらに脂っこかったり鶏肉の骨が入っているタマレスはかなりNGです。伝統的で美味しいタマレスには、骨付きの鶏肉は使いません。
美味しいタマレスを見分けるポイントは:
- バナナの葉で包まれたタマレス
- トウモロコシの包葉で包まれていても小さめ
- 観光名所で売っているタマレスはなるべく買わない
観光名所など外国人観光客が多い場所だと、「外国人はタマレスを知らないのでテキトーでもわからない」と思っているのか、テキトーに作られたタマレスが多い気がします。
できれば、メキシコシティーのソカロなどあまりに有名な場所でのタマレスは避けてくださいね!
タマレスはどこで食べられる?
タマレスは普通は路上で売っています。地方によっては、朝からベンダーが路上で売っている場所も多いですよ。朝食で温かいタマレスを食べて仕事に行くメキシコ人は結構います。
また、メキシコ全土で展開しているコンビニチェーン「OXOX」でも、タマレスを買えますが、正直に言うとあまりおいしくありません。
路上でタマレスを買うのが不安なら、メキシカンレストランで食べてみるのもありです。レストランと言っても、食堂系のレストランの方が美味しいタマレスがある可能性が高いので、こぎれいな場所よりも、ローカルが行くような場所に行ってみてくださいね!
メキシコ原産の甘みのある野菜「ヒカマ」
メキシコにはとても美味しい野菜や果物が沢山あります。今回は、メキシコ原産で見た目は大きいカブですが、マメ科に属する「ヒカマ」という野菜をご紹介します。
メキシコ人がサラダとしてよく食べるヒカマ(Jicama)とは?
ヒカマはアメリカ人に「メキシコのかぶ」や「yam bean」(日本語で葛芋)と呼ばれているメキシコ原産で、ビタミンA・ビタミンCが豊富でカロリーも少なくてダイエット中の人にも嬉しい野菜です。
スペイン人の到来後にフィリピンに紹介されたため、現在ではフィリピンを含むアジア諸国でもよく食べられています。アジア圏に行ったことのある人は、見たことや食べたことがあるかもしれません。
ヒカマの美味しい食べ方
メキシコ人は、サラダとして生でヒカマを食べます。まずは、ヒカマの硬くて厚い皮をむきます。皮をむいたら細長くスライスしていきます。
何をかけずにそのまま食べても美味しいのですが、スライスしたヒカマにライムを絞ってチリパウダーをかけてから食べるのが、メキシコ流です。(ヒカマに使うチリパウダーはあまり辛いチリではありません。)
ヒカマは水気のある野菜で、リンゴや梨くらい水分があります。また食感も梨に似ていてシャキシャキしています。そして味はというと、実はほんのり甘いのです!
梨を薄くしたような味がして、とても美味しいです。ライムと塩をかけて食べても美味しいし、チリをかけるともっと美味しくなります。甘さと辛さの相性はやっぱりいいですね。
ちなみに、メキシコではヒカマだけでなくマンゴやメロン、スイカなどにもライムとチリをかけて食べる習慣があります。
ヒカマはどこで買える?
メキシコに遊びに来て、ぜひヒカマを食べてみたいという方は道にいるベンダーをよくチェックしてみましょう。メキシコでは屋台でよくヒカマを売っています。
また、キッチン付きの宿に泊まる方なら、スーパーでヒカマを買ってきて自分でサラダを作って食べてみるという方法もありますね!