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トウモロコシの粉を生地にした蒸し料理「タマレス」

メキシコにはトウモロコシの粉を使った料理が多くあります。今回は、その中でもマヤ文明時代から続くとても伝統的な料理をご紹介します。

 

蒸し料理タマレス(Tamales)はどんな料理?

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トウモロコシの包葉に包まれた鶏肉のタマレス

タマレスは、トウモロコシの粉とラードを混ぜた生地で作ります。生地に具を入れてトウモロコシの包葉かバナナの葉に包んで2、3時間蒸してできます。

 

地方によって作り方や見た目が異なる料理で、厚みがあったり薄かったり、大きかったり小さかったりと色々なスタイルがあります。

 

タマレスを朝食に好んで食べる人もいますが、夕食で食べることもよくあります。誕生日会や祝日など、メキシコ人は人が集まる時によくこの料理を作ります。

 

甘いタマレスもあり!タマレスの種類はとても多い

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イチゴ味のタマレス。レーズンが一緒に入っています。

具の種類がとても多いのがタマレスの特徴です。最も人気がある具は、トマトソースで煮た鶏肉、そしてチレ・ポブラノというペッパーとチーズです。

 

その他にも、緑のトマトソースで煮た鶏肉やモレソースと鶏肉なども人気です。

 

また、タマレスには甘いタマレスもあります。甘いタマレスはイチゴ味、・パイナップル味・甘いコーン味などがよくありますが、地方によってはナッツやドライフルーツ入りのタマレスもあるようです。

 

美味しいタマレスの見分け方

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バナナの葉で包まれて作られたタマレス。薄くてしっとりしていてとても美味しいです。

タマレスにはしっとり系とドライ系があります。ドライ系のタマレスはやたらに大きくて具が少ないタマレス。

 

しっとり系のタマレスの多くはバナナの葉を使ったタマレスで、タマレスは薄く具も沢山入っていて柔らかくしっとりしています。

 

また、やたらに脂っこかったり鶏肉の骨が入っているタマレスはかなりNGです。伝統的で美味しいタマレスには、骨付きの鶏肉は使いません。

 

美味しいタマレスを見分けるポイントは:

  1. バナナの葉で包まれたタマレス
  2. トウモロコシの包葉で包まれていても小さめ
  3. 観光名所で売っているタマレスはなるべく買わない

 

観光名所など外国人観光客が多い場所だと、「外国人はタマレスを知らないのでテキトーでもわからない」と思っているのか、テキトーに作られたタマレスが多い気がします。

 

できれば、メキシコシティーのソカロなどあまりに有名な場所でのタマレスは避けてくださいね!

 

タマレスはどこで食べられる?

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photo by pixabay

タマレスは普通は路上で売っています。地方によっては、朝からベンダーが路上で売っている場所も多いですよ。朝食で温かいタマレスを食べて仕事に行くメキシコ人は結構います。

 

また、メキシコ全土で展開しているコンビニチェーン「OXOX」でも、タマレスを買えますが、正直に言うとあまりおいしくありません。

 

路上でタマレスを買うのが不安なら、メキシカンレストランで食べてみるのもありです。レストランと言っても、食堂系のレストランの方が美味しいタマレスがある可能性が高いので、こぎれいな場所よりも、ローカルが行くような場所に行ってみてくださいね!