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やみつきになりそう!甘辛タマリンドペースト

メキシコでは、チリ(ホットペッパー)をスイーツに使う習慣があります。この国では子供もチリを食べるので、子供は、チリ入りのキャンディーも勿論大好きです。

 

今回は、数あるチリスイーツの中で、タマリンドというフルーツを使ったチリスイーツをご紹介します。

 

メキシコが食べるチリスイーツの数々

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チリを使ったスイーツは、スーパーで買うことができます。例えばチリドライマンゴチリドライクランベリーなど。ドライフルーツとチリを一緒にするのが定番です。

 

キャンディーなら、スイカ味のチリ入りキャンディーやマンゴ味のチリ入りキャンディー、そしてパイナップル味のチリ入りキャンディーが人気です。

 

美味しすぎる甘辛タマリンドペースト

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トウモロコシの皮に包まれています。

マンゴやクランベリーの他にタマリンドもチリスイーツの代表です。タマリンドの果実はとても酸っぱいため、甘くしてチリと一緒に作ります。

 

タマリンドの場合、ペースト状になったチリタマリンドが普通で、マイルドに辛い場合ととても辛い場合があります。

 

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しかし、チリスイーツは本当に美味しい!私は辛い食べ物も甘い食べ物もどちらも好きですが、チリスイーツを食べるようになって、甘い物にピリっとした辛さが加わると、こんなに美味しいのかと気が付いました。

 

前回もメキシコのスイーツ記事でご紹介しましたが、メキシコのスイーツやお菓子ってフルーツや自然食材を使うから、意外とヘルシーです。

 

辛い食べ物好きな人には、お土産にもいいかもしれません!メキシコに来たら、ぜひチリスイーツをスーパーやマーケットで探してみてくださいね。

タコスはおかずとトルティーヤがあればできる便利な料理

日本人にも馴染みのあるタコス。タコスはメキシコ料理の代表ですね。しかし、タコスには色々な種類があり、実はおかずとトルティーヤがあれば、できてしまうって知っていましたか?

 

タコスの代表は「タコス・デ・パストル」

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タコス・デ・パストル

タコス・デ・パストル(tacos de pastor)は豚肉のタコスです。まるでケバブのお肉を作るように、豚肉の薄切りに味をつけて何枚も重ねてゆっくりと回転させて作ります。

 

昔メキシコに住んでいたレバノン人が伝えた料理で、その後レシピもメキシコ流にアレンジされて現在の作り方や味に定着しました。

 

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タコス・デ・パストルは数あるタコスの中でもタコスの代表の座に位置し、メキシコ全土で愛されているタコスです。このタコスを食べないとメキシコに来たことになりませんよ!

 

魚のタコスやエビのタコスも人気

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魚のタコス。タコス・デ・ぺスカド

シーフードレストランで頂けるタコスと言えば、魚のタコス、エビのタコス、そして蟹のタコスです。タコスはお肉というイメージがあると思いますが、メキシコでは魚やシーフードもトルティーヤにのせてタコスにして食べます。

 

タコスは普通、ピコ・デ・ガヨと呼ばれるトマト、玉ねぎ、コリアンダーを細かく刻んだサルサをのせて食べます。さらに、その上にライムを絞ったり、ソースをかけたりするので、口の中で色々が味が楽しめるわけです。

 

おかずが何でもタコスになってしまう理由とは?

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煮込み料理が具になった3種類のタコス。

メキシコ人は、家庭でもよくタコスを作ります。おかずを一品作れば、それをトルティーヤの上にのせてしまえば、タコスができるからです。

 

例えば牛肉と野菜を炒めたとします。それをトルティーヤの上にのせて一緒に食べれば牛肉と野菜のタコスとなります。

 

メキシコでは、家庭料理が具になったタコスが楽しめるレストランがよくあります。家庭でよく食べる煮込みや炒め物のタコスは、レストランならではの味を十分に楽しめます。

 

メキシコに遊びにきたら、ぜひ色々な種類のタコスにチャレンジしてみてください★

 

 

 

メキシコ人が朝食にパンと一緒に頂く温かい飲み物「アトレ」

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マイセナとはコーンスターチのこと。これもアトレと同じ飲みものです。

 

メキシコには、特に冬によく飲まれる人気の飲み物があります。今回は、メキシコ人が冬によく飲む甘い飲みもので、地方によっては、朝食にパンを食べる時によく一緒に飲む飲みものをご紹介します。

 

アトレと呼ばれるこってりとした甘い飲みものの歴史

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アトレは、コーンスターチを使って作る濃厚で甘い飲みものです。アトレはアステカ文明時代に作られた歴史のある飲み物でもあります。当時はカカオや唐辛子、そして甘さを加えるために蜂蜜を入れて作っていたそうです。

 

その後スペイン人の到来により、少しレシピが変わっていきました。スペイン人は唐辛子の入る甘い飲みものなんて、飲めなかったのですね。

 

現在のアトレは、唐辛子は入らず水の代わりにミルクを使って作ることが多いです。昔はどの家庭も、それぞれ手作りのアトレを作っていました。

 

しかし、今は便利にミルクと混ぜれば甘いアトレができるパックが売っているので、簡単にアトレが作れます。

 

チョコレート・バニラ・マンゴなどアトレの味は豊富

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色々な味が売っているので、お土産にもぜひどうぞ!

 

昔のアトレはチョコレートやバニラ味と決まっていましたが、最近では、イチゴやパイナップル、マンゴ味などの様々な味のアトレも売られています。

 

日本でもチョコレートアトレは、簡単に作れますよ。まず鍋にミルクを温めて、そこにカカオパウダーを入れます。

 

そこにコーンスターチをゆっくりと入れていき、カスタードクリームをちょっと緩めにしたくらい濃厚になったら、火を消します。お砂糖を入れて甘さを調整したら出来上がり。

 

とっても簡単にできるし、寒い日には体が本当に温まります。そしてお腹がいっぱいになります。メキシコ人のように朝食にパンと一緒に飲んでもいいし、夕食のあとのデザートドリンクとして飲んでもよし。

 

メキシコに続く伝統的な飲みもの、ぜひ作ってみてください。

日本の寿司より美味しい!?注目したいメキシコのフュージョン寿司

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こちらはかき揚げで巻いてあり、ウナギのたれをつけて食べる巻き寿司です。

 

日本料理を代表する寿司は、現在では世界の様々な国で食べられていますね。メキシコも15年前くらいから、日本食ブームが始まりました。

 

以前に比べると日本料理ははるかに知られるようになりました。しかし、いまだに日本食は高いというイメージがあり、寿司さえ知らない人が時々いるのが現実です。

 

メキシコ流の寿司はクリームチーズを使う

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メキシコでは、巻きずしがとても人気です。メキシコ人は「マキ」と呼び、「日本料理のマキは美味しいよね。」などとよく言います。

 

日本食レストランで、握り寿司もメニューにあるものの、メキシコ人が頼むのはいつも巻き寿司ばかりです。

 

メキシコの巻き寿司の特徴は、クリームチーズが入ることです。クリームチーズとアボガドが一緒に入る巻き寿司もとても人気があります。

 

クリームチーズ・アボガド・醤油、そしてサーモン。この組み合わせは本当に美味しいです。とてもクリーミーでちょっと塩気がまじり、上品な味がします。

 

冷たい寿司だけじゃない、揚げた巻き寿司も人気

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パン粉で挙げた巻き寿司。中には牛肉が入っています。

 

メキシコでは、巻き寿司は揚げてある温かい寿司もあります。寿司が温かいなんて何か変と始めは思いましたが、食べてみるとこちらも美味しい。

 

牛肉が中に入り、外側にパン粉をつけて揚げた巻き寿司や、かき揚げで巻いてウナギの甘いたれをつけた寿司など、よく考えついたなと感心する巻き寿司ばかりです。

 

また、海苔の代わりに、マンゴを薄くスライスして巻いたり、クリームチーズで巻いたりとビックリするような巻き寿司もあります。

 

メキシコに遊びに来たら、メキシコ料理を食べたいと思うのは当然ですね。しかし、これらのユニークなフュジョン寿司を頂く機会があれば、ぜひそのクリエイティブな味を体験してみてください。

サンダルの形をしているB級メキシカン「ワラチェ」

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豚肉のワラチェ。パイナップルのスライスがのっています。

 

メキシコにもB級料理がワンサカあります。私の言うB級料理は屋台で売られているという意味でなく、レストランでも食べられるけど安くて庶民的な味がするという意味です。

 

メキシコ料理の庶民的な味。これが本当に美味しいのです。

 

メキシコB級料理の代表ワラチェ(Huarache)その意味は?

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鶏肉のワラチェ。チーズと鶏肉がたっぷりのっていて美味しいかったです。

今回ご紹介するメキシコ料理は、ワラチェといいます。ワラチェはスペイン語でサンダルのこと。料理の形がサンダル型をしているので、その名前がつけられました。

 

ワラチェはメキシコ全土で食べられますが、特にワラチェが人気で、美味しいのがメキシコシティーです。

 

私が住むカリブ海地方でも、ワラチェが食べられるレストランはいくつもありますが、その中でも最も美味しいワラチェが食べられるのは、きまってメキシコシティー出身のオーナーが営んでいるレストランです。

 

メキシコシティ―には本当に、本当に美味しい食べ物が集まっています。それを理由にメキシコシティ―に住みたいと思ってしまうくらいです。

 

しかし、カリブ海地方でもメキシコシティ―出身のオーナーの経営するレストランはとても多くあり、本場のメキシコ料理を味わえるのでいいとしましょう。

 

ワラチェはどんな料理なのか?

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牛肉のワラチェ。上にスライスしたレタスがたっぷりのっていました。

 

ワラチェは、トウモロコシの粉で作られたサンダル型の生地の上にお肉やチーズなどの具がのった料理です。

 

生地はタコスのトルティーヤよりも厚く多少しっとりとしていて、先日ご紹介したサルブテスよりも、さっぱりしています。

 

生地の上には、つぶされてクリーミーになった豆をがぬられます。また、フレッシュチーズは具の下や上に必ずのり、ワラチェの味の決め手になります。

 

上にのる具は、鶏肉や牛肉、チョリソーとポテト、そしてベジタリアンの方にはマッシュルームやチーズなど、種類が多いのが嬉しいです。メキシコ人は食べる時にホットソースを上からかけて食べます。

 

ワラチェはボリュームあり!女性は食べきれないかも?

サンダル型のワラチェは大きいです。特にお肉のワラチェは結構ボリュームがあるので、女性は食べきらない人もいるかもしれません。

 

逆に男性は一つで満足すると思いますよ。ワラチェの値段は場所やレストランによって異なりますが、普通は50ペソ~100ペソくらい。(日本円で約300円から600円)。

 

B級グルメ好きは、メキシコに来たらぜひワラチェを食べてみてくださいね!

 

70年前から続くメキシコの人気のお菓子「マサパン」

 

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日本では昔ながらのお菓子は、おばあちゃんのお家で見かけるというイメージがありませんか?しかし、メキシコでは昔ながらのお菓子は、子供から大人までに人気があります。

おばあちゃんの時代から人気のピーナッツ菓子マサパン(Mazapan)

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今回ご紹介するのは、メキシコで70年以上も続いている伝統的なピーナッツ菓子「マサパン」です。

 

マサパンは、細かく砕いてできたピーナッツの粉とお砂糖でできていて、メキシコではコンビニやスーパーなど、どこでも買うことのできる国民的なお菓子です。

 

子供のおやつや学校のランチにも人気。マサパンのように伝統的なお菓子(スイーツ)が大好きという子供は沢山います。

 

甘くてボロボロ、甘いピーナツバターのようなマサパン

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30個入りで50ペソはかなり安い!

マサパンの味は、とてもシンプルです。一言でいうならとっても甘いピーナッツです。とても柔らかくボロボロするお菓子で、袋を開けただけでもすぐわれてしまうくらいです。

 

ボロボロしていて柔らかいので、口にいれるとすぐに溶けてしまいます。つぶせばすぐに粉々になってしまうレベルですが、中に時々砕いたピーナッツが入っていて、食べているとクランチーな食感も同時に味わえます。

 

チョコレートコートされた新しいマサパンも人気

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チョコレートコートのマサパンは、箱売りはなくばら売りだけです。

最近、チョコレートコートされたマサパンが店に出始めたので早速購入して、ちょっとワクワクしながら、食べてみました。

 

美味しいです!しかし、マサパン自体がすごく甘いので、チョコレートと合わさると甘すぎの領域に入ってしまっている、と思ったのが率直な感想です。

 

日本人は繊細な甘さの方が好きな傾向にあるので、ここまで甘いのは少し日本人には合わないかなと思いました。個人的には普通のマサパンの方が好きです。

 

マサパンはお土産で職場の皆に配る時にとても便利ですよ。30個入りで50ペソ(日本円で約300円)は安い。メキシコ土産のリストに入れておきましょう! 

 

メキシコ、ユカタン半島でしか食べられない!?安くて美味しい「サルブテス」

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鶏肉のサルブテス。

メキシコは地方でしか食べられない地方特有の料理が沢山あります。メキシコで食べ物が美味しいことで有名なのは、メキシコシティ・ワハカ・プエブラなど。メキシコ中央部と北部はどの州に行っても料理がとてもおいしく、料理の質が高いなと感じます。

 

私の住むユカタン半島は、実はメキシコ人には料理があまり美味しくない地方として知られています。今回は、決してそんなことはない!と私が思うユカタン料理を一つご紹介します。

 

スナック感覚で食べられて美味しい料理サルブテス(Salbutes)

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今回ご紹介したいのは、サルブテスという料理です。ユカタン料理の中でも私が大好きな安くて美味しい料理です。

 

見た目はタコスに似ていますが、タコスに使うトルティーヤはトウモロコシの粉を生地にして焼いたもの、サルブテスに使われるのはトウモロコシの粉と小麦粉を生地にして油で揚げたものです。

 

そのため、トルティーヤにあるパサパサ感がなくしっとりして柔らかく、ジューシーな生地の上に具がのったタコス似の料理になります。

 

サルブテスの具は何がある?

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油で揚げたサルブテスの具のメインは、お肉です。鶏肉か牛ひき肉をメインの具として、その上にトッピングとして刻んだレタス・トマト・アボガドをのせます。

 

食べる時にはお好みでホットソースやサワークリームをたっぷりかけて食べます。とにかくジューシーなこの料理は、タコスと同じように手で食べますが、きれいに食べようとすると食べにくいので、気にせずにボロボロこぼして豪快に食べるのがスタイルです。

 

カンクン、プラヤ・デル・カルメン、トゥルム、メリダなどユカタン半島に来たらぜひ食べてみてください。お値段も1つ15ペソくらい(日本円で約90円)なので、ちょっとお腹がすいた時に丁度いいですよ。