メキシコのキッチンに当たり前にあって、メキシコ人が毎日のように使うキッチン道具とは?
食文化が異なれば、毎日使うキッチン道具も異なる。これは海外暮らしをしてみるとよくわかることです。
メキシコの主食はトルティーヤです。メキシコ人はお米もよく食べるもののメキシコのキッチンには炊飯器はありません。では、メキシコのキッチンには一体どんなアイテムがあるのでしょうか?
今回は、メキシコ人が普段使っているキッチン道具を3つご紹介します。
トルティーヤを保温しておく容器
家庭だけでなくレストランでもお目にかかれる1つ目のアイテムは、トルティーヤが冷めないように入れておくトルティーヤ専用の容器です。
普通、メキシコでは食事を食べる前にお母さんが家族皆に足りる分だけのトルティーヤを温めて、こちらの容器に入れておきます。
そうすれば、食事中にトルテイーヤが冷めてしまわないし、前もって十分の数を温めておけば、お母さんは食事中にキッチンに戻って追加のトルティーヤを温める必要がないので、とても便利です。
トルティーヤ容器は、プラスチック製・布製、又は自然素材でできたものなどタイプが色々あります。こちらはまさに、メキシコならではのキッチンアイテムと言えそうです。
モルカヘテ
モルカヘテは、メキシコで遠い昔のアステカ時代から使われている石臼です。こちらの道具は、サルサ(ソース)を作る時によく使われます。
他にも、メキシコ料理によく使われるクミンなどのスパイスを細かくしたり、ワカモレを作る時にアボガドをつぶして、トマトや玉ねぎと混ぜる時にも使います。
石でできているので重いのですが、メキシコ人はよく「モルカヘテを使ってサルサを作るとやっぱり味が全然違う」と言います。
ブレンダ―などでサルサは簡単に作ることができますが、大変だし時間もかかるけれどモルカヘテを使って混ぜた方がいい味がでると言うわけです。
ブレンダ―
↑オスターのブレンダーはメキシコでとても人気があります。
日本でも最近はブレンダ―がある家庭が多いと思いますが、メキシコでは、ブレンダ―は当たり前のようにどこの家庭にもあり、毎日のように使います。
それは、メキシコ料理にはよく、トマトソースや緑のトマトソースなど何らかのソースが必要になることが多いのが一つの理由です。
また、朝にフルーツとミルクを合わせてミルクシェークを飲む習慣や、フルーツ・水・お砂糖でフルーツ水を作る習慣があるので、ブレンダ―がないと困ることが多いのです。
メキシコ人は「食」をとても大切にしている国民です。今後もメキシコの食について様々なことをご紹介していきます。どうぞよろしくお願いします★