シナモンと一緒に煮たてて作るメキシコのコーヒー「カフェ・デ・オヤ」
コーヒー好きの皆さん、著者も大のコーヒー好きの一人です。娘を妊娠中に一番つらかったのは、コーヒーを一日一杯しか飲めなかったことです。コーヒーなしでは生きていけません。
今回は、メキシコの伝統的なコーヒーについてご紹介します。
シナモン入りのコーヒーカフェ・デ・オヤ
伝統的には土器のポットで作り、土器のカップに入れて飲むカフェ・デ・オヤ。もともとはメキシコ北部など、冬に寒くなる地方でよく飲まれていましたが、現在ではメキシコ全土でメキシカンカフェやレストランで見つけることができます。
カフェ・デ・オヤの材料はグラウンドコーヒー、シナモンスティック、そしてピロンシヨ(piloncillo)と呼ばれるサトウキビの糖のみです。ピロンシヨはとても硬いのでチーズグレーターで細かくして使うか、ナイフで切って使います。
スペイン語でオヤ(olla)はポットのこと。まずは、ポットにコーヒーを入れて煮ます。そこにシナモンスティックを1、2本とピロンシヨを入れて煮だしたら、グラウンドコーヒーをこして完成です。ブラックで、またはミルクを入れてお試しください。
日本でも作れるのでぜひお試しを
シナモンはの香りは好き嫌いがあるので、皆が好む味ではないかもしれませんが、日本でもピロンシヨの代わりにブラウンシュガーを使えば、こちらのコーヒーが作れます。
シナモンのスパイスの香りとコーヒー、柔らかい甘さのピロンシヨが混ざるととても豊かで深い味がします。いつものコーヒーにちょっと変化をつけて、メキシコのコーヒーを楽しんでみてはいかがでしょうか?